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2012.10.18

「終の信託」

周防正行監督が、現役弁護士・朔立木の小説「終(つい)の信託」を自ら脚本化し、終末医療を題材に描くヒューマンドラマ。

「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」は両方見ていて、割と好きな作品だったりするので、本作品にも期待していて、裏切られることは無かった。

主演は「Shall we ダンス?」の二人、草刈民代と役所広司。

不倫関係にあった同僚の高井から捨てられ、失意のどん底にいた医師の折井綾乃(草刈)は、重度のぜん息で入退院を繰り返す患者の江木秦三(役所)の優しさに触れ、次第に心の傷が癒されていく。綾乃と秦三は医師と患者という関係を超えて強い絆で結ばれていくが、秦三の病状は悪化し、心肺停止状態に陥ってしまう。自らの死期を悟っていた秦三に、「もしもの時は早く楽にしてほしい」と頼まれていた綾乃は、ある決断を下すが……。

本作品を見ようかなっと思っていた時に、朝日新聞のアスパラクラブで兵庫県尼崎市で長尾クリニックの長尾和宏先生が連載していたブログに紹介されているコメントを読んだ。
長尾先生は尊厳死協会の副理事長をやっていて、在宅医療に力を注いでいる先生なのです。
ちょうど先生が書かれた「平穏死 10の条件」を読み終わってから、本作を見たので、いろいろ考えさせられてしまいました。

もっとも、本作の時代背景は平成13年という設定なので、概ね10年ほど前になるので、現時点ではどうなのかなぁ・・とも思ったけど、おそらく社会の見方はあまり変化していないのかなっとも感じられる。

いずれにせよ、自分の死生観というものを持っていないと、他人への非難は出来ないよなぁ・・
大沢たかお演じるところの検事は、自分の死期に当たってはどう考えているのだろうか?と見ながら考えてしまった・・・・そういう私もまだ真剣に考えてないなぁ・・




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監督 周防正行
製作 亀山千広
エグゼクティブプロデューサー 桝井省志
企画 小川泰、市川南
プロデューサー 土屋健、稲葉直人、土本貴生、堀川慎太郎
原作 朔立木
脚本 周防正行
撮影 寺田緑郎
照明 長田達也
美術 磯田典宏
録音 郡弘道
編集 菊池純一
キャスティング 吉川威史、 南谷夢
助監督 片島章三
製作担当 島根淳
プロダクションマネージャー 前村祐子
音楽 周防義和
キャスト 草刈民代、役所広司、浅野忠信、大沢たかお、細田よしひこ、中村久美

江木秦三は吸入器も財布も持たずに、寒い中散歩に出かけたのは・・・ある程度死を覚悟していて、ERで救命されてしまったのは想定外だったのではないかなぁ・・・・
折井綾乃は自殺未遂をしたことになっているが、死を考えたのではなく、眠りたかっただけなのでは無かったのかなぁ・・・以上は個人的は印象・感想・推測也。

DATE:2012/10/17 ニッショーホール(試写会)
評価:★★★☆

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