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2009.09.30

「ヒマラヤ杉に降る雪」

「ミステリー・トレイン」に続いて工藤夕貴の出演作を見てみたいと思って、図書館に所蔵されていたので借りてみた。

「シャイン」のスコット・ヒックス監督が、戦争と人種偏見に焦点を当てた人間ドラマ。1954年、ワシントン州サン・ピエドロ島。
漁師のカール・ハインが水死体で発見され、状況証拠から日系ニ世のカズオ・ミヤモトが逮捕される。カールとカズオは戦争をはさんで土地のことで確執があったとされていた。カズオの妻ハツエには成す術もなく、やがて裁判が始まるが、事件を追う地元新聞の記者イシュマエルはある真実にたどり着く……。ハツエとイシュマエルは、戦争前に恋人同士だったが、戦争が始まりハツエが家族と共に収容所へ収監されたときに、ハツエから別れを切り出していた・・・

そして、裁判が始まる・・・検事は思いっきり人種偏見を持っているようで、判事に何度もいさめられる。イシュマエルは気づいた真実を打ち明けるかどうか迷っていたのだが、最終弁論が終わり、陪審員の評決を待つばかりの時点で、打ち明ける決意を・・・そして判事は無罪判決を申し渡す。

人種偏見の事故か事件かの裁判劇の中に、ハツエとイシュマエルの恋愛模様を織り込んだ作品。イシュマエルの成長物語と言っても良いかもしれない。

日本でも裁判員制度が始まっているが、個人的にはこの陪審員たちが新事実が明らかになる前に、どのような判断をしていたのか聞いてみたかった・・・でも、それは許されないことなのでしょうが。

ハツエは工藤夕貴、若い頃のハツエは鈴木杏が好演していた。

良作です。もっと早くみれば良かった。










監督・脚本 スコット・ヒックス
原作 デヴィッド・グターソン
製作 キャスリーン・ケネディ/フランク・マーシャル
出演 イーサン・ホーク/工藤夕貴/マックス・フォン・シドー/ジェームズ・クロムウェル

DATE:2009/09/29 VIDEO
評価:★★★★

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2009.09.27

「ミステリー・トレイン」

ジム・ジャームッシュ監督・脚本によるオムニバスドラマ。メンフィスの一夜を舞台に、同じホテルに泊まる互いを知らない3組の人物を描く。「ファー・フロム・ヨコハマ」「ア・ゴースト」「ロスト・イン・スペース」の3話の登場人物が、物語のラストシーンで共通の出来事を体験する。

最初の「ファー・フロム・ヨコハマ」に永瀬正敏、工藤夕貴が出演している。
1989年の作品。だいぶ前に一回見たような気がしていたが、地元図書館に所蔵があったので、再度見直してみた。

メンフィスというと「キング・プレスリー」だそうで、本作のコンセプトの中にもプレスリーの影がちらほらしている。が、バーボン好きな私としてはメンフィス(テネシー)というと、どうもジャック・ダニエルの里という印象が・・・(正確にはバーボンではなくテネシーウィスキーなのだが)

物語はメンフィスの街で、偶然?にも同じホテルで一夜を共有した3組の人達・・・それぞれの挿話の主人公達なのだが、夜明けとともに1発の銃声を聞き、共通の出来事を共有していたことが観客に知らされる・・・仕組みになっている。

う〜〜ん、しかし、本作の描きたかった主題はどこなのだが、私には読み取れなかった・・・










監 監督・脚本 ジム・ジャームッシュ
製作 ジム・スターク
製作総指揮 平田国二郎
音楽 ジョン・ルーリー
出演 工藤夕貴/ジョー・ストラマー/永瀬正敏/サンク・リー

DATE:2009/09/26 VIDEO
評価:★★☆

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2009.09.21

「南極料理人」

南極観測隊員の西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を、「クライマーズ・ハイ」の堺雅人を主演に映画化した作品だそうだ。
極寒の南極ドームふじ基地で調理担当として越冬隊員として参加した西村は8人の観測隊員の毎日の食事を作ることになる。
約1年半、遠く離れた日本に家族を残し、隊員たちは悪戦苦闘しながらも次第に絆を深めていく。

大きな山があるわけでもなく、淡々と時間は進んでいくのですが、そんな中にも残してきた家族・恋人への思いとか、食べるものに対するこだわりとかが面白おかしく描かれていてなかなかの感動作でした。

生瀬さん、きたろうさんいい味出してるなぁ・・・っと。
伊勢えびのそのまんまフライは笑えました。小さく切らずにフライにしたところがキモなのでしょうね。





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監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳
撮影:芦澤明子
美術:安宅紀史
音楽:阿部義晴
フードスタイリスト:飯島奈美、榑谷孝子
キャスト・スタッフ:
堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、西田尚美、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、小野花梨、小出早織、宇梶剛士、嶋田久作


DATE:2009/09/20 TOHOシネマズ錦糸町
評価:★★★☆

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2009.09.20

「ワイルド・スピードMAX」

ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー主演のワイルド・スピードシリーズの第4弾。ただし、前作のTOKYO DRIFTは番外編のような扱いなので、本編としては3作目というところか。

FBIから追われているドミニクは南米に拠点をうつして、輸送車の強奪を繰り返していたが、そこへ妹から恋人だったレティが麻薬組織への潜入捜査に協力している最中に殺されたことを知り、復讐を誓う・・・

で、妹の恋人でFBIの捜査官であるブライアンと共に麻薬組織へ運びやとして潜入し、レティを殺した人物への復讐と組織の親玉を捕らえる。

とまあ、運びやとしての腕を確かめるという名目で公道レース、そして麻薬をメキシコまで受け取りに行く時に地下トンネルのレース・・・というわけで目玉の走りにシーンがふんだんに盛り込まれているわけですが、なんかちょっと物足りなかったかな。

でも、一気に見られて、まあ、こんなとこでしょというところ。
あいかわらず日本車が活躍しておりました。





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原題:Fast & Furious
監督:ジャスティン・リン
製作総指揮:アマンダ・ルイス、サマンサ・ビンセント
プロデューサー:ニール・H・モリッツ、マイケル・フォトレル
原案:ゲイリー・スコット・トンプソン
脚本:クリス・モーガン
キャスト・スタッフ:
ビン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、ポール・ウォーカー、ジョン・オーティス、ラズ・アロンソ、ガル・ギャドット、テゴ・カルデロン、ドン・オマール、シェー・ウィガム、リザ・ラピラ、ジャック・コンレイ

DATE:2009/09/18 よみうりホール(試写会)
評価:★★★

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2009.09.16

「ドゥームズデイ」





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原題:Doomsday
監督・脚本:ニール・マーシャル
撮影:サム・マッカーディ

キャスト・スタッフ:
ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ

2008年、舞台は近未来のスコットランド。全人類を一掃する感染ウイルスが蔓延したため、政府はウイルスを封じ込めるため巨大な壁をつくり、民衆を隔離する政策に出る。

そして2035年、根絶したはずのウイルスが隔離域外に姿を現す。政府は緊急会議を開き、“隔離された街”の生存者が写っている衛星写真が発表される。その地に抗ウィルス剤があると考えた政府はスペシャリストチームを結成し、送りこんだ。間もなく出くわした生存者は凶暴化し、街は暴力と欲望に支配されていた――。

まあ、バイオハザードと28日後を足したような作品の上に、更に隔離した地域で生き延びた人々は2方に別れ、一方はパンク調で車と銃で、一方はグラディエータの世界のように馬と弓の世界と、まあ、なんか折衷のような設定

30年も隔離されて食料も無いとかいわれながらガソリンや電気が通じるってのも??だなぁ・・・なんて・・・

まあ、なんでもヨシとはしますが、なんかいまいちハッキリしない作品でした。

DATE:2009/09/15 ヤクルトホール(試写会)
評価:★★

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2009.09.15

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」





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原題:X-Men Origins: Wolverine
監督:ギャビン・フッド
製作:ローレン・シュラー・ドナー、ラルフ・ウィンター、ヒュー・ジャックマン、ジョン・パレルモ
製作総指揮:リチャード・ドナー、スタン・リー
脚本:デビッド・ベニオフ、スパイク・ウッズ

キャスト・スタッフ:
ヒュー・ジャックマン、リーブ・シュレイバー、ダニー・ヒューストン、ウィル・アイ・アム、リン・コリンズ、ケビン・デュランド、ドミニク・モナハン、テイラー・キッチュ、ダニエル・ヘニー、ライアン・レイノルズ、ティム・ポコック、ターニャ・トッティ

ヒュー・ジャックマン主演のX-MENシリーズのスピンオフ作品。
ローガンことウルヴァリンの誕生秘話の部分を描いている。

特殊能力を持ったミュータントとしてうまれたジェームズ(ローガン)は兄ビクターと共に迫害を受ける。
そんなところに軍の関係者ストライカーが現れ、その不死身の肉体と特殊能力を駆使して戦場で活躍するが・・・・ある時、ストライカーの指示で村人を虐殺しようとする行為に同意できなかったジェームズはビクターの制止も聞かずに離脱する。

カナダの山奥で恋人ケイラと静かに暮らしていたつもりのジェームズに、ストライカーの魔の手が・・・・ケイラをビクターに殺させ(と、思わせ)、ビクターへの怒りを利用して体内にアダマンチウムを導入する手術を行なう・・・その過程でジェームズはストライカーの本音を知ってしまい、ビクターとストライカーが復習のターゲットに・・・
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で、この手術のおかげで両手から飛び出す爪にアダマンチウムの刃が覆われた武器になったというわけ。
ウルヴァリンの名前の由来や、彼が古いバイクに乗り、皮ジャケット、ネルシャツ、ジーンズの格好をし続けるに至ったであろう出来事、記憶を失っただろう原因などにも触れており(原作とは違うようだが)、なかなか好感が持てた。

展開も速くスピード感もあったのだが、欲を言えばもうちょっと最後の戦い部分があっさりしていたかなっという感も・・・

最後にエグゼビアが登場するところ、死んだかなっと思わされたウェイドが瓦礫の山からギロっと頭を出すシーンは、続編もよろしくね・・・っといったところか。

 
 
 

DATE:2009/09/14 TOHOシネマズ日劇
評価:★★★☆

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2009.09.11

「ソウ5(SAW5)」

「ソウ」シリーズの第5弾。
ソウ4の殺人ゲームから生還した、FBI捜査官のストラムは、死のゲームから生還したホフマン刑事をジグソウの後継者ではないかと疑う。そして再び、コンクリートの密室で5人の男女が目覚め……。

今回は回想シーンが多く、殺人ゲームもいまいち・・・
ジグソウの遺言と遺品を見た元妻のジルは衝撃に襲われる・・・・で、謎があきらかに・・・ちっともなっていません。11月には6が公開されるらしいですが、ぼちぼち終結というわけにはいかないのかな。

1,2あたりは比較的高評価だったんですけどねぇ・・・惰性でみてます。










監督 デイヴィッド・ハックル
脚本 パトリック・メルトン
製作総指揮 ダニエル・ジェイソン・ヘフナー
撮影 デイヴィッド・A・アームストロング
出演 トビン・ベル/コスタス・マンディラー/スコット・パターソン/ベッツィ・ラッセル

DATE:2009/09/10 DVD
評価:★★

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2009.09.08

「うた魂♪」

北海道のとある町の高校の合唱部に所属するかすみ(夏帆)は、歌っている自分が大好きで、ルックスにも才能にも自信満々だったが、憧れの生徒会長に、歌っている時の顔を“産卵中の鮭みたい”と言われて自信喪失してしまう。

そんな彼女の前に、合唱をこよなく愛するゴリ扮するヤンキーの権藤が現れて……権藤たちの歌った「15の夜」に圧倒されてしまったかすみは、さらに権藤に合唱をなめてんじゃねえ・・・っと罵倒され、合唱に向かう姿勢を新たにしていく・・というお話。

スイングガールの合唱版とも言えるようなお話・・・

いろいろ賛否はあるようですが、ゴリの高校生・・・悪くなかったです・・・演技はですが。年齢的にはちょときつかったかな。


かすみたちの顧問の代用教員役の薬師丸ひろこ・・・う~~ん、いまいち立ち居地が不明でした。権藤が合唱を始めるきっかけをつくったストリートミュージシャンまでは良かったんですけど、それだけ?・・って感じで、もうちょっと膨らませても・・・
かすみの祖父役には間寛平・・・意味不明・・・

ラストシーンは会場全体でスイングアウトになっちゃうのですけど、演出的にはちょっと・・・っと思えたので、ちと惜しい・・・







監督・脚本 田中誠
脚本 栗原裕光
製作 佐藤直樹
撮影 鈴木一博
出演 夏帆/ゴリ(ガレッジセール)/石黒英雄/徳永えり

DATE:2009/09/07 DVD
評価:★★★☆

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2009.09.05

「告発」

実話をベースにした作品だそうだ。
両親に先立たれ妹と二人きりになったヘンリーは、たった$5を盗んでしまったが為に、悪名高き(今は廃止され、観光名所になっている)アルカトロズに収監されてしまう。
どういういきさつかは触れられていなかったが、4人の囚人とともに脱走を図ったが、2人は射殺されヘンリー達2人は捕まってしまう。しかもヘンリーが主犯だと偽証され3年もの間、地下の光もささない独房へ・・・

3年ぶりに独房から出られた時、偽証した囚人を食事のスプーンで殺害してしまい、殺人罪にとわれてしまう。

ここから、新米弁護士のスタンヒル。

アルカトロズでの独房拘束が違法の上、精神に異常をきたす処遇だったと力説し、殺人ではなく過失致死を主張していく。
裁判の過程で、被告ヘンリーとの関係や、有能な弁護士だった兄との確執などにも触れられ、成長していく過程も描かれている。

なんと言っても、実話がベースのリアリティをうまく描いていた作品でした。
ヘンリー役のケヴィン・ベーコンとアルカトロズ副所長役のゲイリー・オールドマンはなかなかの演技でした。










監督 マーク・ロッコ
出演 クリスチャン・スレーター/ケビン・ベーコン/ゲイリー・オールドマン/キラ・セジウィック

DATE:2009/09/04 DVD
評価:★★★★

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2009.09.02

「96時間」

リュック・ベッソン製作、リーアム・ニーソン主演で描くサスペンス・アクション。妻とは離婚されたが17歳になった娘のキムを溺愛しているリーアム父さん・・・そのキムが友人と訪れていたパリで何者かに誘拐された。事件発生時にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、元秘密工作員の知識と行動力で犯人グループの身元を割り出し、娘を救出するために単身パリへ向かう。

わずかな手がかりで必死に娘を拉致した犯人グループを割り出し、追い詰めていくリーアム父さん。
ところが、キムがどんどん人身売買にかけられ対象となる犯人一味がころころ変わっていく。
一度はリーアム父さんも拉致され殺されかけるが、都合よく逃げ延び、犯人一味はぼこぼこに・・・

主人公がここで・・・っと判っていても、なかなかスピード感のあるつくりで、最後までだらっとしたシーンもなく、最後のキムを人質に交渉しようとしたボスも、よくある2hドラマのようにごたごたと長引くセリフもなく、さくっとリーアム父さんは銃を発射!! 痛快でした。

まあ、いろんなところでいろいろやった割りに、さくっとアメリカに戻ってきたシーンがあって良かったヨカッタ。

TOHOシネマズ有楽座は初見山でした。マリオンの向かいに映画館があるのは既知だったのですが、足を踏み入れたのは初めて・・・・映画館自体の入り口が一瞬わかりませんでした。内部は改装したのか、ちょっとシックで良い雰囲気の館でした。






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原題:Taken
監督:ピエール・モレル
製作:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
 
キャスト・スタッフ:

リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、デビッド・ウォーショフスキー、ケイティ・キャシディ、ホリー・バランス、オリビエ・ラブルダン、ザンダー・バークレイ  

DATE:2009/09/01 TOHOシネマズ有楽座
評価:★★★☆

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