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2009.05.02

「リバー・ランズ・スルー・イット」

実は某ネットマガジン(日経ビジネスオンラインですが・・)の某映画関係のコラム(の筈)で取り上げられていた作品で、見ていなかったものの第4段。
これもやっぱり紹介されていなければ自分では選択の範囲に無かったかもしれない。

ロバート・レッドフォードが監督をし、若き日のブラッド・ピットが主演している。

1912年のモンタナ州の田舎町ミズーラを舞台に、牧師の父を持つ二人の兄弟ノーマン、ポールの確執と絆を、優雅なスタイルを持つフライ・フィッシングを通して描く。原作は兄ノーマン・マクリーンが74歳で執筆した自伝的処女作『マクリーンの川』だそうだ。

ブラピは奔放は弟ポールを演じる。

ノーマンが大学生活を送る為、故郷を離れていた間に、ポールは地元の学校を出、新聞社に入り記者となっていた。また、地元でも評判になるくらい、フライの腕も上げていたが、プライベートで問題を抱えていた。

結果、ノーマンが大学の職を得、父親と3人でフィッシングに行き、ポールが大物をしとめたその日に、プライベートな問題の一つでポールは殺害されてしまう。

神父でもある父親の最後の説法で、
「人はみな、一生に一度は似たような経験をするものです。愛する者が苦しんでいる姿を見て神に問う。愛する者を救いたいのです。主よ、私は何をすればと。しかし、本当の助けとなるような行いは難しい。自分の何を差し出せば愛する者を救えるのか。差し出しても拒まれるかもしれない。抱きしめようとしても、思いは腕のあいだをすり抜けてしまうかも……、できるのは愛することです。理屈ではない。私たちは理屈から離れ、心から愛することができるのです」

「何を差し出せば救えるのか」は重い言葉です。
そして最後のシーンのバックに流れるノーマン独白・・・
「あの頃は理解しあうことができず、しかし愛していた者たちは、妻をふくめてみな世を去った。残った私は、いまは心で彼らに語りかけている。この歳になるともう釣りもおぼつかなくなり、友だちには止められるが、私は一人で川辺に立ち、流れに糸を投げ入れる。谷間に黄昏が忍び寄るとすべては消え、そこには私の魂と思い出だけが残る……、すべてはやがてひとつに溶けあい、その中を川が流れる——、Eventually all things merge into one and a river runs through it 」

こういう作品は難しい・・・
モンタナの風景の中、とうとうと流れる川の映像は見事でした。









監督 ロバート・レッドフォード
出演 ブラッド・ピット/クレイグ・シェーファー/トム・スケリット

DATE:2009/05/02 VIDEO
評価:★★★

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