2009.07.13

「ディア・ドクター」

西川美和監督、 笑福亭鶴瓶主演の作品。

無医村と地域医療をその根底に潜ませたヒューマン・ドラマ(だと、私は思う)

伊野治医師は村の診療所の唯一の医師で村長がスカウトして来たらしい・・・
余さん(好きなんです)演じるとこの大竹看護士と診療所をきりもりしている。
そこへ、研修医として瑛太演じる相馬啓介がやってくる。

村の大半は高齢者・・・大きな病もなく、平々凡々と時は流れていくように見えた。

ところが、土砂崩れに巻き込まれたけが人が搬送されてきて、伊野医師の腕に??が・・・もと救急に居たという大竹看護士の助けを借りて、なんとかけが人を救うことが出来たが、伊野医師は村の恩人のように祭り上げられていく・・・

さて、そこに八千草薫演じる鳥飼かづ子という患者さんが・・・娘さんは東京で医師をしているという。お腹の調子が悪いと診察する伊野医師・・・かづ子は薄々自分の病名を知っており、娘には言うなと伊野に言う・・・
板ばさみになる伊野・・・


娘が里帰りし、診療所に来て母かづ子の病状を聞いた日、伊野は失踪してしまう。
伊野はニセ医者だったのだ・・・元医療機器の営業マンで一度は医師を目指したこともあったらしい

当初は、医師の失踪で捜査に来た松重豊さんの演じる波多野巡査部長・・・調べて行く内に失踪した医師はニセ医者だと・・・しかし、村で聞き込みをしていくと・・

村長(笹野さん・・好きなんです)曰く「身元なんか細かく調べなかったからねぇ・・私が悪いんです。はい。で、あんたは本物?警察手帳くらいじゃ判らないからねぇ」・・・秀逸でした。

若先生こと相馬医師は、研修を終えて、地域医療へ進んだようです。(伊野にはここへ来たいと言っていましたが、戻ってのかは判断できませんでした。)

無医村、地域医療、終末医療・・いろんなものを投げかけているなぁ・・・っと・・良作です。

テンポはゆっくりで、初めはいささか眠たいのですが、村の時間軸ってそういうものなのかもしれませんねぇ・・・後半は一気に見られてしまいました。

DATE:2009/07/12 シネカノン有楽町1丁目
評価:★★★★

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「MW-ムウ-」

手塚治虫氏の原作を生誕80年を記念して映像化した作品だそうだ。

残念ながら原作を読んでいないので、どの程度原作に近いのか遠いのかはちょっと判らない。

主演は玉木宏(結城美智雄)と山田孝之(賀来裕太郎)。
原作でもこの二人がキーになるらしい。。

16年前、ある島で島民全員が死亡する事件が発生。実は米軍が開発中の毒ガス「MW」の漏洩によるものだった。政府によりその事実は隠匿され、島民は全員虐殺された。事件から密かに生き延び、成長してエリート銀行員となった結城美智雄は、冷酷な殺人鬼という裏の顔を持ち、結城の助けで、もう1人の生存者で神父となった賀来裕太郎は、結城が繰り返す犯行を止められないことに苦悩するが……。

玉木宏が美しきダークヒーローを演じると言うのが売りの一つだったはずですが、もう一味なりきれていないような・・・結局、彼はどうしたかったのでしょうね。

また、事件を追う記者として石田ゆり子が登場しますが、なんかあっけなく死んでしまって残念でした。予告ではもうちょっと深く係わるキャストなのかなぁ・・っと思っていたもので。

ただ、スピード感は良いです、テンポよく最後まで一気に見られました。

DATE:2009/07/12 丸の内ルーブル
評価:★★★

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2009.06.29

「愛を読むひと」

ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を映画化したものだそうだ。

主演はケイト・ウィンスレット。

1958年のドイツ、15歳のマイケルは、ふとしたきっかけで21歳年上のハンナと知り合い、ベッドを共にすることになる。彼女に頼まれて本を朗読してあげるようになるが、ある日突然、彼女は姿を消す。時は流れ、法学部の学生となったマイケルは戦時中のある罪を裁く裁判を傍聴した際に、被告になったハンナの姿をみつける。

ハンナが筆跡鑑定をする為に、自書を求められた時、自書を拒否して罪を被ってしまうのです。しかし、マイケルはその訳を知っていた・・・ハンナは文盲だったのです。
文盲であることを恥と思い罪を被ったハンナ、そのことを知っていてハンナを説得に一度は出かけて行くのですが、戻ってきてしまうマイケル。

そして、その罪はアウシュビッツに繋がっているわけです。

獄中のハンナに、マイケルは本を朗読したテープを送り続けるのです。
ハンナはそれを元に、獄中で字を学び、たどたどしい文字でマイケルに短い文書の手紙を書いて送るのです。

戦後のいわゆる「ナチ狩り」を題材に描いた恋愛映画なわけですが、ドイツのホロコーストや、その後のユダヤ人達による過酷なナチ狩りという背景を知らないと理解が難しいのかもしれません。

残念ながら、そういう意味では知識不足だったので、マイケルの行動やハンナが釈放目前に自死した訳などを消化できませんでした。

難しかった・・けど、良作ではありました。

ちょっと残念だったのは、ドイツの話なのに英語だったこと、人物名なども英語発音でした。ホロコーストを題材にした映画なのに、ちょっと残念だったかも・・まあ、仕方ないといえば仕方ないのでしょうが。

DATE:2009/06/28 TOHOシネマズスカラ座
評価:★★★☆

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2009.06.28

「フェイクシティ ある男のルール」

事件解決のためには、違法捜査も含む強引なやり方で手段を選ばないロス市警刑事・ラドロー。上司のワンダー警部にチームの連中は彼をフォローしてくれる。しかしある時、彼を内部調査員に密告したかつての相棒を追っていくと、覆面強盗襲撃に巻き込まれ犯人を取り逃す失態を犯してしまい、疑惑の中に立たされてしまう・・という話。

しかしてその実態はというと・・・内部調査の対象はワンダーだった・・・というお話。

最後は、警官どうしのドンパチ・バンバンでとりあえずラドローは助かる上に、今度は内部調査に恩を着せられる立場に・・・

原作ものらしいのですが、序盤におおよそ予想が付いてしまい、ミスリードもなくそのまま最後まで・・・

ラストは救いがあったのか無かったのか・・・キャストが豪華なだけだったような気もします。









監督 デイビッド・エアー
原案・脚本 ジェームズ・エルロイ
脚本 カート・ウィマー/ジェイミー・モス
出演 キアヌ・リーブス/フォレスト・ウィテカー/ヒュー・ローリー/クリス・エヴァンス

DATE:2009/06/27 DVD
評価:★★★

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2009.06.21

「髪結いの亭主」

実は某ネットマガジン(日経ビジネスオンラインですが・・)の某映画関係のコラム(の筈)で取り上げられていた作品の第9段。ただし、このコラムは第31回を終えて休載になっていまったようで、残念だ。
休刊の雑誌が復刊したためしはないようなので、おそらくこのまま終了なのでしょう。

本作は、私の苦手なフランス映画・・・紹介されていなければ自分では選択の範囲に無かったかもしれない。

子供の頃から髪結いの女性と結婚することを夢見てきたアントワーヌは、中年に至って理想の理髪師・マチルドと出会う。
初めてお客として入った床屋で、アントワーヌはいきなり「結婚してください」という。
そして、3週間後に再び店を訪れると、マチルドは申し込みを受けるのである。

そして、髪結いの亭主の生活が始まる。
それは、10年ほど続いたある日、マチルドは自らの未来を自らの手で決めてしまうのである・・・それは、アントワーヌに永遠に愛して貰う為に、自らの命をたってしまうという選択だった。

そして、アントワーヌは待っているのである。

う〜〜〜む、私にはよく理解できなかった・・・
救いの無いエンディング?なのか救いはあったのか・・・私は辛口の評価です。









監督 パトリス・ルコント
出演 ジャン・ロシュフォール/アンナ・ガリエナ/ロラン・ベルタン

DATE:2009/06/20 DVD
評価:★★☆

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2009.06.16

「ハゲタカ」

NHKで放映されていたドラマの続編&劇場公開版。
NHKのドラマでは初の試みだそうだ。

残念ながらTVシリーズを放映していることは知っていましたが、見ていなかったのです。

で、本作は登場している主要な人物はTVシリーズと同様とのこと。
このあたりは流石に劇場版のみを見る立場としてはツライ。

栗山千明や松田龍平はTVシリーズでレギュラーメンバーであったようだが、本作での位置付けはいまいちはっきりしないし、鷲巣ファンドがなぜ中国系ファンドから敵対的TOBを仕掛けられたアカマ自動車のホワイトナイトになった動機が曖昧である。

また、玉山鉄二扮する中国系ファンドの劉一華は、結局本人では無かったと暴露されるが、はて、それでは・・・?? っと、かなり苦しかった。

もうちょっと簡潔にスピード感を持たせて描いてくれるか、もしくはやはりTV2hドラマにするかのどちらかでは無かったのかっと、残念である。


DATE:2009/06/15 ワーナーマイカル浦和美園
評価:★☆

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2009.06.06

「隣のヒットマン」

ブルース・ウィリス主演のクライム・コメディ。

歯医者のオズ(マシュー・ペリー)の隣にジミー(ブルース・ウィリス)が引っ越してきた。
実は、このジミーは過去にマフィアのヒットマンとして17人の殺人に関わっており、さらに内部密告をして、そのマフィアのボスを死にいたらしめ、5年の刑を終えて出所して来たという人物だった。

オズはオズで妻のソフィから生命保険目当てに人に依頼して命を狙われ、歯医者の受付に雇ったジルは、妻が最初に殺人を依頼した人物だが、一旦受けた依頼をことわるという始末。

マフィアのボスの息子は、ジミーの命を狙い(遺産目当て?)、ジミーの妻のシンシアはなんだかオズと出来ちゃって・・っと、まあごちゃごちゃぐちゃぐちゃなんだけど、最後はなんとなく「お金より愛」みたいなところに落ちて、ほぼ目出度しめでたし・・・
なんとなくほっと見られた作品でした。









監督 ジョナサン・リン
製作 デヴィッド・ウィリス/アラン・カウフマン
脚本 ミッチェル・カプナー
出演 ブルース・ウィリス/マシュー・ペリー/ロザンナ・アークエット/マイケル・クラーク・ダンカン

DATE:2009/06/06 DVD
評価:★★★☆

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2009.05.30

「消されたヘッドライン」

2003年にイギリスBBCで放送され、英国アカデミー賞などを受賞したミニシリーズ「ステート・オブ・プレイ/陰謀の構図」を、舞台をアメリカに置き換え映画化した作品だそうだ。ラッセル・クロウ、ベン・アフレック主演。

ワシントンD.C.である国会議員(ベン・アフレック)の愛人が死亡し、自殺と報じられるが、地元新聞の記者カル(ラッセル・クロウ)は事件の裏側に迫る重大な証拠を発見。さらなる取材を試みるが……。

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いやあ、この国会議員ことコリンズ議院はある企業の不正を調査する委員会の委員であり、死亡した秘書もメンバーであったことから、この企業の差金かという疑惑もあり、単なる不倫の清算かという話もあり、紆余曲折、ミスリードの嵐なわけですが、最後まで私はすっかりミスリードされてしまいまいした。

殺人事件の全容はほぼ解明しましたが、さて、肝心の企業の不正に関する部分はどうなったのかなぁ・・・っと余計なお世話を感じてしまいました。
 
 
 
 
 
 
 

DATE:2009/05/30 TOHOシネマズ錦糸町
評価:★★★☆

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2009.05.24

「フィラデルフィア」

実は某ネットマガジン(日経ビジネスオンラインですが・・)の某映画関係のコラム(の筈)で取り上げられていた作品の第8段。
これもやっぱり紹介されていなければ自分では選択の範囲に無かったかもしれない。

主演はトム・ハンクス。ゲイでHIVに感染してしまい、AIDSを発症した弁護士アンディを演じている。
アンディは自分がゲイであることと、AIDSを発症していることを弁護士事務所には黙って仕事についていた。
そして、仕事においてはなんの手落ちもなく、上級弁護士へとの昇進も言い渡されていた。
ところが、額のあざからAIDSであることを疑われ、それを表向きの理由で解雇できないことから、重要な訴訟資料を紛失したとの疑いをかけられ、業務に支障ありとの理由を付けて解雇されてしまう。

アンディは、差別による不当解雇だと訴訟を起こすことに・・・
その弁護を買って出たのが、本人はゲイ・ホモは嫌いだが、法律に反することはもっと嫌いだというデンゼル・ワシントン演じるミラー弁護士。

そして、シーンは法廷のシーンへ・・・トム・ハンクスはレタスだけしか食べないなどして体重などをコントールし撮影に望んだという。そしてアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた。また、多くのAIDS患者も撮影に協力したそうだ。

なぜ、舞台がフィラデルフィアでタイトルが「フィラデルフィア」なのか・・・独立宣言が採択されたのがフィラデルフィア・・・・アメリカの歴史と繋がりがあるのだろう。









監督・製作 ジョナサン・デミ
製作 エドワード・サクソン
脚本 ロン・ナイスワーナー
音楽 ハワード・ショア
出演 トム・ハンクス/デンゼル・ワシントン/ジェイソン・ロバーズ/アントニオ・バンデラス

DATE:2009/05/24 VIDEO
評価:★★★☆

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2009.05.23

「スター・トレック (2009)」

ファン多し!!のスタートレックシリーズの劇場版。
今回のは、今までの劇場版とはちょと色が違っているようです。
 
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カーク船長のルーツが描かれている・・・っと思っていたら、実は・・・という設定で、なんやら狐につままれたようです。
筋はそれなり面白く出来ているとは思いますが、某所である方のレビューを読んだら、スタートレックが持っている本来の筋を外して、今様のドタバタ(というか、戦いのシーン丸出しような)な味付けになっているという評価で、スポックの種族であるバルカンに子供の虐めがあったり、宇宙の広さが感じられなかったりとか、ふんふんと頷ける内容でした。

それはそれで置いとくとして、1つのスペースオペラとしては悪くない出来でした。

 
 
 
 
 
 
 
 
DATE:2009/05/22 一ツ橋ホール(試写会)
評価:★★★

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